どうも、ブルーチーズドリーマーの伊勢昇平です。
今日は酒粕ブルーチーズ「旭川」のご紹介です。
酒粕ブルーチーズ??なんだそれ?と思われるかもしれません。
実は、江丹別の青いチーズには酒粕で熟成したバージョン、その名も「旭川」という幻のチーズが存在するのです。
世界で初めて酒粕での熟成に成功したチーズのお話をしていきましょう。
酒粕ブルーチーズ誕生秘話
これは僕が世界初のブルーチーズ専門熟成士を目指すきっかけになったお話ですが、
自分にしかできない、僕の生まれ育った江丹別、旭川でしかできないものは何かと日本に帰ってから考えていました。
いろんな素材を試してみましたが、これだ!というモノにはなかなか出会えず。
そんな時、友人の仕事の付き合いで旭川にある老舗酒蔵、高砂酒造に遊びに行きました。
そこでたまたま目に飛び込んできたのが、
酒粕
「あれ、これって日本独自の発酵副産物だよな。これでチーズを熟成させれないだろうか。。」
ということで、一つ酒粕をいただきまして試してみることにしました。
出来上がり間近の青いチーズを酒粕で覆い、低温の熟成庫でしばらく寝かせてみました。
1ヶ月が過ぎ、試しに食べてみると、、、、、、
う、うますぎる!!!
酒粕の甘い香りと吟醸香、青カビの風味が見事にハーモニーを奏でます。
チーズ全体も滑らかな舌触りに変わり、今まで食べたことのない極上の味になっていました。
このチーズなら世界のどこに出しても恥ずかしくない!商品化しよう!
初めて酒粕に出会ってからわずか4ヶ月後には商品化にこぎつけていました。
運命的に出会った二つの「キワモノ」はスピード結婚を決めたのです。
しかし不安もありました。こんな変わりダネが果たして本当に受け入れてもらえるのか。。。
この不安はすぐに払拭されることになります。
販売開始してから2年目の2018年、一気に認知が広まりこの世界初のチーズは飛躍を遂げます。
そして、
など数々の賞を総なめにしていきました。
食べた人みんなが驚き、また美味しさに驚嘆するのです。「今までにこんなチーズ食べたことない!」と。
これは世界にも通用するのではないか!
このチーズを持ってチーズの本場、ヨーロッパに持っていて現地の人に食べてもらおう!
そして江丹別の青いチーズワールドツアーを決行したのです。
江丹別の青いチーズワールドツアー
ベルギー編
ブリュッセルで日本のチーズを食べさせたら
ベルギーのレストランで日本のチーズを食べさせたら
フランス、ボジョレーで日本のチーズを食べさせたら
文化としてチーズを食べる人たちにも大ウケでした。
中でも、日本でも有名なワインの産地、ボジョレーでのイベント乱入はもはやメインイベントと化していました。
世界に通用するチーズを作りたいとずっと試行錯誤していましたが、ようやくそのチーズを作ることができました。
「旭川」が通販でお取り寄せ可能!
そんな世界レベルのチーズは非常に入手困難でオンラインショップでしか買えません!
このチーズは現在、高砂酒造さんの直売店か、こちらのサイトにて購入が可能です。
旭川でしか作れない「旭川」を食べて旭川を応援できるなんて最高だと思いませんか?
どうぞよろしくお願いいたします!
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