どうも、ブルーチーズドリーマーの伊勢昇平です。
お客様からこんな相談をされました。
「ブルーチーズってどうしても匂いが苦手で。。。」
「あのツーンとした味はどうも体が受け付けなくて。。。」
なるほど、これは解決せねば!
ということで皆様のこんな悩みを解決したいと思います。
臭いブルーチーズはまずい
ブルーチーズが苦手だという方のほとんどの理由は
「匂いが苦手」
もしくは
「食べた時のツーンとした味がダメ」
という方がほとんどでしょう。
そんなお悩みへの答えはこうです。
臭いブルーチーズはまずいので食べなくて正解!
そんなことを言うと自称チーズ通な方からこんなことを言われるかもしれません。
「あの独特の味がいいんだよ。あの味がわからないなんて!」
そんなことを言われて、
そうかこれがブルーチーズなんだ、、我慢して食べよう。。。
なんて諦めていた方もいるのではないでしょうか?
そんな無駄な我慢はしなくてもいいんです!
なぜなら本当に美味しいブルーチーズは臭くないのです。
何を隠そう、このブルーチーズドリーマーも臭いブルーチーズが嫌いなのです。
では、まずいブルーチーズのあの匂いや味がどこから来ているか簡単にご説明しましょう。
ブルーチーズの味や匂いは何が原因?
ブルーチーズ中の青カビはチーズ中の脂肪を分解して脂肪酸というものを生成します。
この脂肪酸はブルーチーズの匂いや風味を構成するメイン要素としており、酢酸、酪酸、カプロン酸、カプリル酸などがあります。
他にもたくさんの芳香成分が発酵の過程で生成されるのですが、
その種類は多くかつての研究でこのような構成でブルーチーズの匂いを人工的に作る実験が行われていました。
これらの成分が複雑にからまり合い、あのブルーチーズの独特な風味を作り出しています。
実はこれらの成分の一部は人間の皮脂よごれの成分と同じものが多く含まれているのです。
つまり垢です。
そんなことを知ってしまうとますます匂いを嗅ぐのも嫌になってしまいますよね。
でも安心してください。
これらの成分は同時にワインやフルーツ、バターの華やかな香りにも含まれているものなのです。
それらがどのようなバランスで構成されるか、さらには水分相、脂肪相など、どのような配置で匂いが存在しているのかによって全く違う香りになるのです。
青カビを主とする微生物の働きをうまくコントロールすることができれば人間が嫌な匂いを抑え、華やかな香りに溢れたブルーチーズを作ることができるということです。
逆に言えば、「臭いな。。」と思うブルーチーズは香りのバランスが崩れているということです。
熟成の時期や保存の状態などで匂いは常に変わっていきます。
真空パックや長く包装されている輸入チーズは蒸れて不快な香りが出てしまっていることがよくあります。
匂いは食べた時の味と密接に関わっているので嗅いだ時に不快なものを感じた場合、食べても同様の印象を受けるので無理に食べる必要はありません。
本当に美味しいブルーチーズを目指して
江丹別の青いチーズのテーマは
クサくないけどクセになる
です。
土地の個性や上質なミルクの風味はしっかり感じられ、かつ嫌な味や臭いのないブルーチーズ。
江丹別の青いチーズは世界一のチーズを目指していますが、世界一のチーズとはチーズ好きも、チーズ初心者もみんなが納得して食べられるものだと考えています。
どうしてもブルーチーズだけは食べられない!という人を何人もブルーチーズ愛好家に変えてきた実績があります。
本当に美味しいブルーチーズはタンパク質が分解されて生成されるアミノ酸と脂肪が分解されて生成される脂肪酸の結晶です。
ミルクの旨味と青カビの香りが見事に混ざり合い、見事なハーモニーを奏でています。
他人になんと言われようと、自分が美味しいと思うものだけを食べてください。
コメントを残す